銀行が見ているのはこの数字です。【債務者判定チェック付】
こんにちは!起業スタートビジョンラボです。
2026年に入ってはや3週間近く経過しましたが、皆様のお仕事は順調でしょうか?
経営者様の中には3月の決算に向け、最終調整に入っている方もお見えになるかと思います。
- 「今年は利益が出そうだから安心だ」
- 「今年は節税をして少し利益を抑えようと思うけど、大丈夫かな?」
様々な思惑があるかと思いますが、銀行員は決算書の「当期純利益」の数字をそのまま鵜呑みにして評価しているわけではありません。
銀行には銀行独自の「共通言語(モノサシ)」があります。 それが「自己査定(債務者区分)」です。
今回は、銀行員が決算書をどう読み解いているのか、その視点と、自社の立ち位置を確認する方法についてお伝えします。
1. 銀行は、あなたの会社を「5つのランク(厳密には6ランク)」に分けている
銀行には金融庁の考え方に基づく「債務者区分(さいむしゃくぶん)」というランク付けが存在します。
基本的には、以下の5つの区分に分類されます。
- 正常先: 業況良好で、財務内容に問題がない(融資ウェルカム!)
- 要注意先: 業況が低調、または財務に問題あり
- 破綻懸念先: 今後、経営破綻する懸念がある
- 実質破綻先: 法的には倒産していないが、実質的に破綻している
- 破綻先: 法的にも倒産している
ここで経営者の皆様に絶対に知っておいてほしいのが、2番目の「要注意先」の怖さです。
実はこの中は、さらに「その他要注意先」と「要管理先」の2つに厳格に区別されています。
- その他要注意先: まだ銀行支援の余地がある。
- 要管理先: 事実上の不良債権扱い。新規融資はほぼストップします。
「決算書上が黒字だから大丈夫」と思っていても、銀行の実態評価でこの「要管理先」のラインを踏んでしまえば、突然、資金調達の道が閉ざされてしまうのです。
2. 決算書のお化粧は、プロには通用しない
銀行員は融資の審査を行う際、提出された決算書をそのまま使うのではなく、「実態修正」という作業を行います。
例えば、「減価償却費」。 これは税法上「任意」ですので、計上してもしなくても法的な問題はありません。
また、現金の流出を伴わない経費ですので、あえて償却をせずに利益を多く見せる(黒字にする)という判断も経営上はあり得ます。
しかし、銀行はシビアです。
「償却をしていないから黒字」になっている場合、銀行側の計算で「もし規定通りに償却していたらどうなるか?」を引き直して計算します。
つまり、表面上の数字をいくら整えても、銀行は「本来の稼ぐ力(償却前利益やキャッシュフロー)」を見て、実質的なランク付けを行っているのです。
「見た目の黒字」に安心するのではなく、この「銀行目線の実力値」を把握しておくことが、スムーズな融資の第一歩です。
3. あなたの会社は「正常先」? それとも…?
「ウチはちゃんと利益が出ているから大丈夫」 そう思っていても、銀行独自のモノサシ(実態修正)を通すと、評価が異なっているケースは珍しくありません。
- 長期間回収できていない売掛金が資産に残っている
- 役員貸付金が計上されている
- 償却不足があるが、それを加味した実質利益を把握していない
これらは、知らぬ間に銀行内での評価(スコアリング)に影響を与えている可能性があります。
「じゃあ、ウチの会社は銀行からどう見られているの?」
気になりますよね。
そこで私たち起業スタートビジョンラボは、金融機関の視点であなたの会社のランクを簡易診断できる「債務者判定チェックシート」をご用意しました。
これは、実際に金融機関が融資審査の目安として使用している指標などをベースに作成したものです。
まとめ:敵を知り、己を知れば怖くない
3月の決算を確定させる前に、一度「銀行員の視点」で自社を見てみることが重要です。
「実態」を把握していれば、銀行への説明の仕方も変わりますし、来期に向けた対策も打てます。
まずは、現状の立ち位置を把握することから始めましょう。
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