創業融資申請の最終関門!金融機関への正式申請と面談
こんにちは!起業スタートビジョンラボです。
事業計画書の作成や必要書類の準備が整い、「いよいよ申請だ!」と、期待と少しの不安が入り混じっているのではないでしょうか。
創業融資の申請プロセスにおいて、書類提出とその後の金融機関との面談は、まさに最終関門とも言える重要なステップです。
ここでいかにあなたの事業への熱意と計画の具体性を伝えられるかが、融資の可否を大きく左右します。
この記事では、創業融資申請のステップ3、「金融機関への正式な申請と面談」に焦点を当て、書類提出の注意点から、融資担当者との面談を成功させるための具体的なポイントまで、詳しく解説していきます。
この記事を読んで、自信を持って最終ステップに臨み、創業融資を成功させましょう!
「完璧な準備で融資担当者を納得させたい!」と考えているあなたは、ぜひ最後までじっくりお読みください!
・ステップ3の要!申請書類の提出を滞りなく行う
苦労して作成した事業計画書と、準備した必要書類。これらを金融機関に提出する段階も、実は大切なポイントがいくつかあります。
提出方法の確認から、最終チェックまで、細部への配慮が審査をスムーズに進める鍵となります。
・提出方法を事前に確認する
金融機関によって、申請書類の提出方法は様々です。主な提出方法としては、以下の3つが挙げられます。
・直接窓口に持参 | 最も一般的な方法の一つです 窓口で書類を提出する際に、その場で担当者から簡単な説明を受けたり、書類の不備を指摘してもらえたりするメリットがあります 疑問点があれば、すぐに質問できるため、安心して提出できるでしょう |
・郵送で送付 | 遠方の場合や、忙しくて窓口に行けない場合に便利な方法です ただし、書類が金融機関に到着するまでに時間がかかるため、提出期限に余裕を持って送付する必要があります 簡易書留など、追跡可能な方法を選ぶと安心です |
・オンラインで提出 | 近年、一部の金融機関では、オンラインでの書類提出に対応しているケースもあります 自宅やオフィスから手軽に提出できるため非常に便利ですが、システム操作に慣れていないと戸惑う可能性もあります 提出前に、システムの利用方法や推奨環境を確認しておきましょう |
どの方法を選ぶにしても、事前に金融機関のウェブサイトを確認するか、直接問い合わせて、最適な提出方法を確認しておくことが大切です。
また、提出期限が設定されている場合は、必ず期限に間に合うように準備を進めましょう。
・提出前の最終確認が重要
書類を提出する前に、必ず以下の点を確認し、不備がないかを徹底的にチェックしてください。
この最終確認を怠ると、書類の再提出を求められたり、審査が遅れたりする原因となりかねません。
・全書類が揃っているか | 金融機関から指示された必要書類リストと照らし合わせ、一枚たりとも漏れがないか確認しましょう コピーの要不要、原本の提出が必要なものなども再確認します |
・記入漏れや誤字脱字がないか | 申請書類や事業計画書に、記入漏れや誤字脱字がないかを隅々までチェックします 特に金額や日付などの重要な情報に誤りがないか、慎重に確認してください |
・最新の情報であるか | 提出する書類の中には、有効期限があるものや、最新の情報が求められるもの(例:最新の納税証明書、預金通帳の最終記入など)があります 期限切れや古い情報ではないかを確認しましょう |
・読みやすいか | 手書きの書類は特に、丁寧に、読みやすい字で記入されているかを確認します 金融機関の担当者がスムーズに内容を理解できるよう、配慮しましょう |
もし提出直前に不明な点が見つかった場合は、自己判断せず、遠慮なく金融機関の担当者や、サポートを依頼している税理士に質問することが大切です。
完璧な状態で書類を提出することで、スムーズな審査への第一歩となります。
・最終アピールの場!融資担当者との面談を成功させる
申請書類の提出後、多くのケースで融資担当者との面談が設定されます。
この面談は、あなたの事業計画を口頭で説明し、書類では伝えきれない熱意や人間性をアピールできる、非常に貴重な機会です。
面談の成否が、融資の可否を大きく左右すると言っても過言ではありません。
・面談の目的と融資担当者が見るポイント
融資担当者は、面談を通して以下の点を見極めようとします。
・事業計画の実現可能性 | 事業計画書に書かれた内容が、本当に現実的で実現可能なのかを、あなたの口から直接確認しようとします 「なぜこの事業を始めるのか」「どのようにして収益を上げていくのか」といった根幹の部分が、論理的に説明できるかが問われます |
・経営者の資質と熱意 | あなたがその事業を成功させるに足る経営者としての資質(経験、知識、判断力、誠実さなど)を持っているか そして事業に対する強い情熱や覚悟があるかを見極めようとします 過去の職務経験や、成功・失敗体験から何を学んだかなどを聞かれることもあります |
・返済能力とリスク管理 | 計画通りの売上が上がらなかった場合など、不測の事態が起きた際のリスクをどのように想定し、対応していくのかといった、リスク管理能力についても確認されます また、融資金の使途が明確で、返済計画が現実的であるかどうかも重要なポイントです |
・面談を成功させるための準備とポイント
面談はぶっつけ本番ではなく、事前の準備が成功の鍵を握ります。
・事業計画書を熟知する | あなた自身が、提出した事業計画書の内容を隅々まで理解し、自分の言葉で説明できるようにしておくことが大前提です 特に、収益計画の数字やその根拠は、即座に答えられるようにしておきましょう |
・想定質問への準備 | 融資担当者がよく質問する項目(例:自己資金の出所、競合との差別化、弱点と対策、撤退ラインなど)を事前に洗い出し、それに対する具体的な回答を準備しておきましょう 質問に対して淀みなく、自信を持って答えることが重要です |
・熱意と誠実さを伝える: | ロジカルな説明はもちろん大切ですが、事業にかける熱意や、困難に直面した際の乗り越える力といった「人間性」も評価の対象となります また、分からないことや不明確な点があれば、正直に「確認して後日改めてご連絡します」と伝える誠実さも大切です |
・服装とマナー | 清潔感のある服装で臨み、時間厳守を心がけましょう 面談中の言葉遣いや態度も、あなたの印象を左右します |
・税理士との模擬面談 | 創業融資に強い税理士に相談している場合は、面談前に模擬面談を行ってもらうことを強くおすすめします |
税理士は、金融機関の質問傾向を熟知しており、実践的なアドバイスをもらえます。これにより、本番での緊張を和らげ、自信を持って面談に臨めるでしょう。
以前ご支援したC社様は、弊所との模擬面談を行ったことで、本番では非常に落ち着いて受け答えができ、融資担当者からも高い評価を得て、無事融資実行となりました。
面談は、あなたのビジネスにかける想いを直接伝えられる貴重な機会です。これらのポイントを押さえ、万全の準備で臨むことで、融資成功に大きく近づけるでしょう。
まとめ
創業融資申請のステップ3、「金融機関への正式な申請と面談」は、これまでの準備の集大成であり、融資の成否を分ける重要な局面です。
申請書類の提出では、事前に提出方法を確認し、不備がないか最終チェックを徹底することがスムーズな審査の第一歩となります。
そして、融資担当者との面談は、事業計画の実現可能性、経営者としての資質と熱意、返済能力を直接アピールする絶好の機会です。
事業計画を熟知し、想定質問への準備を万全にし、熱意と誠実さをもって臨むことが成功の鍵となります。
これらのステップを丁寧に進めることで、あなたの事業への真剣な姿勢が金融機関に伝わり、融資成功へと繋がります。
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