事業開始で失敗しないための知識について(会社設立前編)

【税理士が教える】会社設立で失敗しないための知識(要点まとめ)


こんにちは!起業スタートビジョンラボです。
会社設立は夢への第一歩ですが、誰しもが「失敗したくない」という不安はつきものですよね。

今はオンライン上でご自身でも会社設立を行う事が出来る時代になりました
しかし会社設立にあたり、多くの人が陥りやすいポイントがあることはご存じでしょうか?

この記事では、名古屋で多くの会社設立をサポートしてきた税理士が、あなたが失敗しないための重要ポイントをギュッと凝縮してお伝えします。

1.会社設立で「失敗」を避ける心構え

  • 失敗の原因:設立後の事業運営を見据えない準備不足や、誤った情報に基づく判断が主な原因です。目先の費用だけでなく、将来を見据えた選択が重要です。
  • 対策:事前の徹底した準備と正確な情報収集が不可欠。不安な点や不明な点は、税理士のような専門家を頼るのが最も確実です。

2. 会社設立時の主な注意点とリスク

 2-1:会社形態の選択:株式会社 vs 合同会社

項目 株式会社 合同会社
設立費用 約22万~25万円 約10万円
社会的信用 一般的に高い 株式会社に比べるとやや低い傾向
資金調達 株式発行による増資が可能。大規模事業向き。 社員からの出資が主。小規模事業向き。
手続き 複雑(役員任期、決算公告義務など) シンプル(役員任期なし、決算公告義務なし)
  • 選択のポイント: 事業目的、将来の展望(上場、大規模な資金調達など)によって最適な形態を選びましょう。
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 2-2:資本金の決め方と落とし穴

  • 落とし穴: 資本金が少なすぎると、取引先からの信用を得にくい、融資審査で不利になる、開業後すぐに資金ショートするリスクがあります。
  • 目安: 最低でも100万円、できれば3ヶ月〜6ヶ月分の運転資金と開業費用を賄える程度が理想です。ただし、1,000万円を超えると消費税の課税事業者になる注意点も。

 2-3:事業目的の決定:多すぎず少なすぎず

  • 少なすぎると: 後で事業を拡大する際に、定款変更に費用と手間がかかります
  • 多すぎると: 何をしている会社か分かりにくく、金融機関からの信用を得にくい場合があります許認可の見落としリスクも。
  • ポイント: 現在の事業に加え、将来的に展開したい事業をいくつか含めておくのが適切です。

3. 会社設立後の税務・会計に関する注意点

 3-1: 税務署への届出:提出忘れは大きなリスク

  • 重要性: 税務署への届出(法人設立届出書、青色申告承認申請書など)は、提出期限が決まっており、忘れると税制上の優遇措置が受けられないなど、大きなリスクがあります。
  • 対策: 専門的な知識が必要なため、税理士に依頼するのが最も確実です。

 3-2:経理体制の構築:専門家との連携が重要

  • 必要性: 会社設立後は、複式簿記による正確な記帳が義務付けられます。知識不足はミスや税務調査での指摘に繋がるリスクがあります。
  • 対策: 税理士は、適切な経理体制の構築支援、記帳指導、正確な税務申告をサポートし、経営者が本業に集中できる環境を整えます。

4.まとめ

会社設立を失敗しないためには、会社形態の選択、資本金の決定、事業目的の設定、そして設立後の税務・会計に関する知識と適切な対応が不可欠です。
事前の周到な準備と、必要に応じた専門家(税理士など)との連携が成功の鍵となります。

起業スタートビジョンラボでは、会社設立に関するご相談から、設立後の税務・会計サポートまで、幅広くトータルで承っております。
会社設立で失敗しないための具体的なアドバイスをご希望でしたら、ぜひお気軽にご連絡ください。

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