創業融資申請の最終章!審査結果通知から融資実行までの流れ

こんにちは!起業スタートビジョンラボです。

事業計画書の作成、必要書類の準備、そして金融機関との面談。ここまで、創業融資の申請に向けて多くの時間と労力を費やしてきたことと思います。
最後のステップは、これまでの努力が実を結ぶ、審査結果の通知と融資実行です。この最終段階を理解しておくことで、不安なく融資実行を迎えられるでしょう。

この記事では、創業融資申請の最終ステップである「審査結果の通知から融資実行まで」の流れについて、具体的な期間の目安や、契約時の注意点などを詳しく解説していきます。
あなたの事業が資金面での強力な後ろ盾を得て、新たなスタートを切るための道筋を確認していきましょう。

「いよいよ融資実行!最後の確認をしっかりしておきたい」と考えているあなたは、ぜひ最後までじっくりお読みください!


 

・審査結果を待つ期間:期待と準備の時

金融機関との面談が終わると、いよいよ審査結果を待つ期間に入ります。この期間は、期待と少しの不安が入り混じる時間かもしれません。

 

・審査期間の目安

審査期間は、金融機関や利用する融資制度、申請時期によって大きく異なります。一般的には、以下の期間が目安となります。

日本政策金融公庫の場合 書類提出から融資実行まで、約3週間〜1ヶ月程度が目安とされています
ただし、申請書類の不備があったり、追加資料の提出を求められたりした場合は、さらに時間がかかることもあります
繁忙期(例:年度末や年度初め)には、通常よりも時間がかかる可能性も考慮しておきましょう
信用保証協会付き融資の場合 地方銀行や信用金庫を通じて信用保証協会付き融資を申し込む場合、金融機関と信用保証協会の両方での審査が必要となるため
1ヶ月〜1ヶ月半程度が目安となることが多いです。
二段階の審査がある分、日本政策金融公庫よりも時間がかかる傾向にあります。

 

この期間は、焦らずに待ち、もし金融機関から追加の問い合わせがあった場合には、迅速かつ丁寧に対応することが大切です。
連絡が途絶えても、審査は着実に進んでいるものと捉えましょう。

 

・審査中にできること

審査期間中は、何もせずに待つだけでなく、事業の準備を進める貴重な時間でもあります。

・事業の最終準備を進める 例えば、店舗の内装工事の具体的な手配、仕入れ先の最終確認、従業員の採用活動など
融資が実行されたらすぐに事業を開始できるよう、最後の準備を進めましょう
・不明点がないか再確認 申請書類や事業計画書の内容で、もし少しでも不明な点や、面談でうまく答えられなかった質問などがあれば
再度確認し、頭の中で整理しておくと良いでしょう
万が一、金融機関から追加質問があった際にスムーズに対応できます
・資金繰りのシミュレーション 融資が承認された場合の資金繰りについて、より詳細なシミュレーションを行っておくことも重要です
融資金が入金された後の資金の流れを具体的にイメージし、事業開始後の資金ショートを防ぐための計画を立てておきましょう

 


 

・審査結果の通知:いよいよ結果発表

審査が完了すると、金融機関から審査結果の通知が届きます。この通知によって、融資の可否と、承認された場合の具体的な条件が伝えられます。

 

・融資承認の場合

融資が承認された場合は、以下の情報が通知されます。

・融資額 申請した金額通りか、あるいは一部減額された金額か
金融機関は、事業計画や返済能力を総合的に判断し、最適な融資額を決定します
・金利 適用される金利が提示されます。固定金利か変動金利か、具体的な利率は何%かなどを確認しましょう
・返済期間 何年間で返済していくのか、具体的な期間が提示されます
・返済方法 元金均等返済か、元利均等返済かなど、毎月の返済額の計算方法を確認します
・担保 元金均等返済か、元利均等返済かなど、毎月の返済額の計算方法を確認します: もし担保や保証人が必要となる場合は、その条件が明記されます

 

これらの条件が、ご自身の事業計画と合致しているか、無理のない返済計画が立てられるか、慎重に確認することが大切です。

 

・融資否決の場合

残念ながら融資が否決された場合でも、その事実を受け止め、次の手を考えることが重要です。
金融機関は、通常、否決理由を具体的に伝えることはありませんが、もし可能であれば、担当者に「どのような点が不足していたか」を尋ねてみるのも良いでしょう。

・否決理由の推測と改善 事業計画書の甘さ、自己資金の不足、経営者の経験不足など、考えられる否決理由を推測し、改善策を検討します
・否決理由の推測と改善 否決理由の推測と改善: 再度創業融資に挑戦するだけでなく、補助金・助成金、クラウドファンディング、
エンジェル投資家からの出資など、他の資金調達手段も視野に入れて検討することが大切です
・専門家への再相談

否決された場合でも、諦めずに税理士などの専門家にもう一度相談してみましょう
専門家は、客観的な視点から問題点を分析し、改善策や新たな資金調達の道筋を提案してくれる可能性があります
以前ご相談に来られたD社様は、一度は融資を断られましたが、弊所のサポートで事業計画を見直し、再申請で無事融資を受けることができました

 


 

・契約手続きと融資実行:新たなスタートへ

融資が承認され、条件にも納得できれば、いよいよ金銭消費貸借契約の締結、そして融資実行へと進みます。

 

・金銭消費貸借契約の締結

融資承認の通知を受けたら、金融機関の指示に従い、金銭消費貸借契約を締結します。

・契約内容の確認 契約書には、融資額、金利、返済期間、返済方法、保証条件、遅延損害金など、非常に重要な事項が記載されています
署名・捺印する前に、必ず内容を隅々まで確認し、不明な点があれば、納得できるまで金融機関の担当者に質問しましょう
特に、毎月の返済額や返済日、繰り上げ返済の条件などは、今後の資金繰りに直接影響するため、しっかりと理解しておく必要があります
・必要書類の提出 契約締結時に、印鑑証明書や実印など、再度いくつかの書類の提出を求められることがあります
事前に必要なものを確認し、忘れずに持参しましょう

 

・融資の実行

金銭消費貸借契約が正式に締結されると、通常は数営業日以内に、指定した銀行口座に融資された資金が振り込まれます。
これで、あなたの事業は資金面での強力な後ろ盾を得て、いよいよ本格的なスタートを切ることができるのです。

融資実行後も、金融機関とは良好な関係を維持することが大切です。
定期的に事業の進捗状況を報告したり、困ったことがあれば相談したりすることで、将来的な追加融資や、他の金融サービス利用の際に有利になることがあります。


 

・まとめ

創業融資申請の最終ステップである「審査結果の通知と融資実行」は、これまでの努力が実を結ぶ感動的な瞬間です。

審査期間は、金融機関や制度によって異なりますが、焦らず事業の最終準備を進める時間に充てましょう。
審査結果の通知では、融資額や金利、返済期間などの条件をしっかりと確認し、納得できるかどうかが重要です。
そして、融資が承認された際には、金銭消費貸借契約の内容を十分に理解した上で締結し、無事に融資実行を迎えてください。

もし仮に一度否決されても、諦めずに原因を分析し、税理士などの専門家に相談しながら、改善策を講じて再挑戦したり、別の資金調達手段を検討したりすることが大切です。

名古屋起業スタートビジョンラボでは、創業したての方向けに、日本政策金融公庫をはじめとした創業融資はもちろんのこと、幅広くトータルサポートを承っております。
認定経営革新等支援機関として、融資についてのご相談からご提案までさせていただいておりますので、気になる方は是非、お気軽にご連絡下さい。

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